発電量低下調査
少し前から発電量(売電額)が低下している気がする…
というご相談をとある施設様から頂き、点検に入らせて頂きました。
まず初めに、パワーコンディショナの運転状況を確認するため扉を開けてみると、4台中1台に異常表示がされており運転が停止している状況でした。
いつから停止しているか履歴を確認してみると…4か月半ほど前から停止していることが分かりました。

開放電圧・インピーダンス測定や絶縁抵抗測定、目視点検など各種点検を実施して全ての設備に異常は確認されませんでした。点検で異常がなかったため、再起動を掛けたところ運転が開始されました。メーカーへ停止原因を問い合わせてみると…「製造から10年以上経過しているため、正常運転するのであればしばらく様子を見て下さい。もし復旧出来なくなった場合は本体の交換作業が必要となります。」と回答がありました。復旧後、1時間ほど様子をみていましたが再停止することなく順調に発電をしておりました。

こちらの発電設備には遠隔監視装置が設置されていないことから、パワーコンディショナの停止に直ぐに気付くことが出来ず、これが発電量低下の原因であったと推測されます。
幸いにも野立て発電所ではなく、施設に設置されている発電設備のため、「定期的にパワーコンディショナの運転状況を確認してみて下さい。」とお客様へお伝えさせて頂きました。
株式会社correctでは、定期点検はもちろんのこと、発電量低下調査やパワーコンディショナ交換、リパワリング工事など何でもご相談を承ります。お困り事がございましたら、お気軽に問い合わせフォームよりご連絡下さい。